得点数と打点の違いは?大谷翔平の得点数記録にも注目
メジャーリーグ(MLB)で選手の攻撃力を測るうえで重要な指標の一つに「得点数」と「打点」があります。
似ているようで役割が異なるこの2つの指標について、簡単に解説します。
得点数と打点の違いは?
得点数(Runs)
「得点数」は、その選手が実際にホームベースを踏んで得点した回数を指します。
つまり、自分自身がチームに点をもたらした回数です。
たとえば、四球で出塁し、その後味方のヒットやホームランで生還すれば、それが「得点」として記録されます。
ホームランを打てば、自分自身もホームを踏むため1得点が加算されます。
〈 例@ 〉
自分がホームランを打った → 得点数 1
〈 例A 〉
ヒットで出塁し、次の打者のホームランで帰ってきた → 得点数 1
打点(RBIs:Runs Batted In)
「打点」は、自分の打撃によってチームメイトの得点を生み出した回数です。
バッターとして、誰かをホームに返した数とも言えます。
〈 例@ 〉
満塁でヒットを打ち、2人がホームイン → 打点 2
〈 例@ 〉
自分がホームランを打った場合 → 自分自身もホームインするため 最低1打点(ソロHR)、ランナーがいればその人数分も加算されます。
大谷翔平選手の「得点数」の記録に注目
二刀流で知られる大谷翔平選手は、投手としても打者としても活躍していますが、特に打者としての「得点力」が年々注目を集めています。
MLBでプレーし始めて以来、大谷選手の得点数は驚異的なペースで増え続けています。
年別:大谷翔平の得点数(MLBシーズン)
2018年・59得点・エンゼルス
2019年・51得点・エンゼルス
2020年・23得点・エンゼルス
2021年・103得点・エンゼルス
2022年・90得点・エンゼルス
2023年・102得点・エンゼルス
2024年・134得点・ドジャース
2025年・138得点・ドジャース(9月19日時点)
大谷選手は特に2021年以降、シーズンでほぼ毎年100得点前後を記録する安定した「得点力」を誇っています。
これは、彼が高い出塁率を持ち、長打力も兼ね備え、さらに後ろを打つ打者も強力であるため、得点機会が非常に多いことを示しているのです。
加えて、大谷選手は「打点」でも毎年トップクラスの成績を残しています。たとえば2021年は46本塁打で100打点を超え、2023年も44本塁打・95打点と、得点と打点のバランスが非常に高いレベルで推移しています。
「得点数と打点の違いは?大谷翔平の得点数記録にも注目」の記事のまとめ
得点数と打点の違いは、
・得点数とは、自分がホームを踏んだ数。
・打点とは、自分の打撃でチームメイトを返した数。
ということです。
大谷翔平はこの「両方」においてトップクラス。
まさに総合的な攻撃力でメジャーリーグを代表する選手と言えますね。
ちなみに今年の大谷翔平の得点数と打点ですが、
・得点数は1位(2025年9月19日時点)。
・打点は6位(2025年9月19日時点)。
となってます。
やはり大谷翔平の得点数がずば抜けてるのは、足の速さ・長打率・出塁率でしょう。
それとチーム状況が大きく影響してると思われます。
まとめるとこんな感じです。
得点は「ホームに帰ること」が条件ですが、まず塁に出なければ得点できません。
大谷翔平は、長打や四球で出塁する率が高く、得点のチャンスを多く持っています。
二塁打・三塁打やホームランなどで自分や後続打者の進塁を容易にします。
これにより、走塁だけでなく打撃によっても得点に直結してるのです。
得点は自分が走ってホームに帰る必要がありますが、後続打者が強打者であれば返してもらいやすくなります。
大谷は打線の中心にいるため、味方打者に得点をサポートしてもらう機会が多いのです。
もちろん走塁の速さやベース間の判断力も重要。
盗塁や内野安打で塁を進める能力は、得点のチャンスを増やす要素のひとつです。
大谷の得点数は 「出塁力+長打力+チームの打撃力+走塁技術」 が複合的に作用して生まれています。
走塁だけでなく、総合的な攻撃力が高い選手だからこそ安定して100得点前後を記録できるのです。