バナナボートを愛する秋田県民が仰天したまるごとバナナのパクリ疑惑
「バナナボート」を愛する秋田県民を仰天させた「まるごとバナナ」のパクリ疑惑。
このパクリ疑惑ですけど、「まるごとバナナ」はパクリをしてませんし、その逆もありません。
それでは、なぜパクリ疑惑がでてきたのか?
その理由は、ほとんどの秋田県民は「まるごとバナナ」のパクリ疑惑の真実を知らないからでしょう。
なぜなら、
- 「バナナボート」に似た「まるごとバナナ」の存在は知っている。
- 何故似てるのかについては知らない。
この2つは、パクリ疑惑の真実を知らない秋田県民に必ず該当するからです。
その根拠は、某TV番組で乃木坂46の鈴木絢音さんが「バナナボート」を紹介する場面を観たことによります。
この「バナナボート」を紹介する鈴木絢音さんのコメントを抜粋すると、
- 「バナナボートは秋田のソウルフード」と公言。
- 「学生時代には部活の後や雪かきの後に食べてました」とエピソードを語ります。
続いてエピソード後には、MCと鈴木絢音さんの会話が始まります。
〈番組内の会話〉
MC「バナナオムレツ的なお菓子は・・・」
鈴木絢音「どこかでみたことあるなぁって?」
MC「まるごとさん、じゃないですかぁ?」
鈴木絢音「そうなんです。」
MC「俺ら30周年だけど、その30年よりも全然前からあるの?」
鈴木絢音「実はですねぇ。1955年発売でございます」
MC「え?!!古ぅ!!」
鈴木絢音「バナナボートが圧倒的に歴史が古いので、私はバナナボートが元祖だと信じてます。」
MC「じゃあ、これ(バナナボート)をマネした可能性あるねぇ」
この鈴木絢音さんとMCの会話では、「まるごとバナナ」と「バナナボート」は似てるという部分には触れてましたが「何故そっくりな商品なのか?」という核心には全然触れてません。
しかも最後にMCが「じゃあ、これ(バナナボート)をマネした可能性あるねぇ」と言ったの対し、鈴木絢音さんは「マネしてません」と言わなかったから、似てる理由を知らないことは明白です。
そして鈴木絢音さんも、
- 「バナナボート」に似た「まるごとバナナ」の存在は知っている。
- 何故似てるのかについては知らない。
に該当してます。
このことから「バナナボートを秋田のソウルフード」と公言し、部活の後や雪かきの後に食べてたという鈴木絢音さんですらパクリ商品なのかという疑惑の真実を知らないなら、「バナナボート」を愛する秋田県民も鈴木絢音さんと同じように知らないからパクリ疑惑が出たと僕は思ったわけです。
さて、この記事では「バナナボート」と「まるごとバナナ」の知識を深め、正確な情報を知っていただきたいと思いで書きました。
ここで知ったことはぜひ、パクリ疑惑の真実を知らない知人、友人、家族、県外から来た旅行者などに教えてあげて下さいね。
それでは最後まで余すことなく書かれてますので、じっくりとご覧下さいませ。
【 目 次 】
「バナナボート」と「まるごとバナナ」の誕生した日は?
1955年(昭和30年)に販売開始。
パッケージや味を変更せずに現在までに至ります。
販売開始時の値段は分かりませんでしたが、当時のバナナは今だったら1房何万円もする高級ブドウの1粒を食べるのと同じくらいの値段でした。
高級ブドウ1粒 = バナナ1房(笑)
なので、高級な洋菓子だったかもしれません。
今は学生さんも気軽に買える220円(税込み)くらいの値段です。
観光客が多く立ち入る秋田駅周辺や秋田空港では販売してません。
その理由は、バナナボートが秋田県民のために作られた洋菓子だからです。
1992年(平成4年)に販売開始。
販売開始時の値段は100〜150円くらい。
その後、原材料の高騰により220円くらいまで値上がりしました。
僕は、まるごとバナナのサイズが大きく感じてたので、ミニサイズの方をよく買ってました。
「バナナボート」と「まるごとバナナ」の具体的な商品情報。
バナナボートは、まるごとバナナより先に販売された商品。
見た目も似てることから、バナナボートがまるごとバナナの前進と思うかもしれませんが、別商品なんです。
ふんわりと焼き上げたスポンジケーキでバナナとホイップクリームを包み込んだ洋菓子。
製造は「たけや製パン」。
まるでバナナのショートケーキをたべているかのような食感。
秋田県内のコンビニのスィーツコーナーに必ず並んでいるので、朝食・昼食のデザート・3時のおやつなど時間に関係なく秋田県民に親しまれてる商品です。
バナナ1本を皮をむいたままの姿でホイップクリームと共にスポンジケーキで包み込んだ洋菓子。
製造は「山崎製パン」。
ポイントはバナナをホイップクリームで包むことでバナナの品質劣化を防いでること。
保存料は未使用なので日持ちはしません。
製造数ですが、多いわけでは無いので店頭で見つけることが難しいです。
1968年(昭和43年)の6月に「山崎製パン」と「たけや製パン」が業務提携。
「たけや製パン」は「山崎製パン」のグループ会社となりました。
その後、「山崎製パン」がまるごとバナナを全国販売するにあたり、これまで秋田県で販売してきた「たけや製パン」の独自性を尊重し、販売当初のままのバナナボートを秋田県で売り続けるという住み分けが決まりました。
販売エリアですが、
- バナナボートは秋田県や東北の一部で販売。
- まるごとバナナは秋田県以外で販売。
現在に至るまで、このバランスで販売してるとのことです。
〈裏ワザ〉
暑い夏におすすめな食べ方が、未開封のままで1日冷凍して凍らせてから冷蔵庫で1〜3時間ほど、ゆっくり解凍してから食べると、まるでアイスのような食感を楽しめますよ。
注意していただきたいことは常温で解凍するのは止めて下さい。
内面と表面の温度差が大きくなり細菌が繁殖して食中毒になる可能性があるからです。
それと解凍時間ですが、1時間ほどで出して食べると固めのアイスの食感になり、3時間ほどで出すと柔らかめのアイスの食感になります。
各家庭の冷蔵庫の設定温度で柔らかさは変わるので1時間おきに確認して下さい。
この裏技はバナナボートとまるごとバナナのどちらでも楽しむことができます。
ぜひお試しください♪
「バナナボートを愛する秋田県民が仰天したまるごとバナナのパクリ疑惑」の記事まとめ
バナナボートと言えば秋田県では食べ物の扱いですが、県外で話すと水上の乗り物と誤解されるのは、あるある話しですね。
こういう時は、まるごとバナナと似た洋菓子と言えば、ほとんどの方は納得してくれます。
それと納得してくれたついでに、この記事で知ったことを鼻を高くして話しちゃいましょう。
では、ここまで解説したことをまとめますね。
まるごとバナナがバナナボートを似せて作ったというパクリ疑惑は事実無根。
その逆も無い。
1968年(昭和43年)の6月に「山崎製パン」と「たけや製パン」が業務提携。
「たけや製パン」は「山崎製パン」のグループ会社となる。
販売エリアは、
- バナナボートは秋田県や東北の一部で販売。
- まるごとバナナは秋田県以外で販売。
このエリア分けは、「山崎製パン」がまるごとバナナを全国販売するにあたり、これまで秋田県で販売してきた「たけや製パン」の独自性を尊重したから。
- 製造は「たけや製パン」。
- 1955年(昭和30年)から販売開始。
- 販売した当時のバナナは高級品扱いだった。
- 現在の値段は220円(税込み)くらいで、学生さんも気軽に買える商品。
- コンビニのスィーツコーナーには必ず並んでる。
- 朝・昼・夜と時間を問わずに秋田県民に親しまれてる。
- 製造は「山崎製パン」。
- 1992年(平成4年)から販売開始。
- 販売開始時の値段は100円〜150円くらい。
- しばらくして原材料の高騰で220円くらいまで値上がり。
- 製造数が多くなく店頭で見つけるのは難しい。
バナナボートは、まるごとバナナより先に販売された商品であることや見た目がよく似てることから前進と思われがち。
前進ではなく別商品である。
はい!まとめは以上でございます。
この記事に記載した「バナナボート」と「まるごとバナナ」の知識や正確な情報が、あなたからパクリ疑惑の真実を知らない知人、友人、家族、県外から来た旅行者などに伝わり広がって、パクリ疑惑を無くすことにつながれば幸いです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。