ウクライナにあるサポロジエ原子力発電所をロシア軍が攻撃
ウクライナにある欧州最大規模のサポロジエ原子力発電所の一帯をロシア軍が攻撃。
原子力発電の1号機が被弾し、敷地外にある訓練用建物では火災が発生しました。
赤矢印(1号機建物)
赤矢印(訓練用建物)
心配される放射線の漏れについて
アメリカのグランホルムエネルギー長官は、原発周辺で放射線量の上昇は見られないとコメント。
火災について
既に消火済みとウクライナの緊急サービスから報告がありました。
サポロジエ原子力発電所の状況は?
フェイスブックへの投稿で地元当局は状況について、ロシア軍がサポロジエ原子力発電所を制圧。
職員は発電所の状態をモニターしており、安全基準に則った運用がされるよう取り組んでいると説明した。
ゼレンスキー大統領のビデオメッセージで訴えたこと
ビデオメッセージでゼレンスキー大統領は、サポロジエ原子力発電所をロシア軍が攻撃したことについて以下のように述べてました。
ビデオメッセージ全文
欧州は今こそ目を覚ます必要がある。
欧州最大の原発が燃えている。
今この瞬間、ロシアの戦車が原発を砲撃している。
この戦車は専用装備により何を撃っているのかが正確に分かる。
このために用意された戦車なのだ。
ウクライナ人、欧州人、「チェルノブイリ」という言葉を知っている人、原発事故がどれだけの悲しみと犠牲をもたらしたかを知っている人すべてに語りかける。
何十万人もの人々がその結果に苦しみ、何万人もの人々が避難した。
ロシアはそれを繰り返そうとしている。
ロシアは歴史上初めて原発への砲撃を行った国だ。
テロ国家が核テロに訴えた、人類史上初めてのケースだ。
ロシアは、世界を核の灰で覆い尽くすと脅してきた。
これはもはや脅しではなく、現実だ。
いつ火災が消えるのか、爆発するのか、誰にも分からない。
ロシア軍を止めなければならない。
すぐに政治家たちに叫んで欲しい。
ウクライナには15の原子炉がある。
爆発が起きたら、すべておしまいだ。
欧州も終わる。
1986年ウクライナ北部で起きたチェルノブイリ原発事故の惨劇が再び?
ロシア軍が攻撃したサポロジエ原子力発電所が、もし爆発を起こせばチェルノブイリ原発事故を超える被害が想定されてます。
もはや他人事では済まされない状況です。
一刻も早い解決が求めらてます。